計算辞典

複利の基礎

複利とは利益を元本に組み入れて運用する考え方です。単利との違い、期間・利回り・積立額が将来額に与える影響、投資リスクへの注意点を解説します。

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はじめに

複利は、運用で得た利益を次の元本に加えて増やしていく考え方です。期間が長いほど効果が大きく見えますが、投資では利回りが一定とは限らず、元本割れもあります。本ガイドでは、資産形成のシミュレーションを読むための基礎として、単利との違い、長期・積立・分散の意味、結果を過信しないための注意点を整理します。

複利は利益を再投資する考え方

1年目2年目3年目4年目 利益を元本に加えると、次の利益の土台が少しずつ大きくなります。
複利では、利益が次の期間の元本に加わります。

単利は最初の元本にだけ利息がつく考え方です。複利は利息や運用益を元本に組み入れるため、次の期間は「元本+これまでの利益」に対して利益が発生します。

単利と複利の違い

100万円を年3%で10年置いた場合の単純例(税・手数料なし)

方式考え方10年後の目安
単利毎年3万円の利益が固定130万円
複利利益を元本に加えて運用約134.4万円

差は最初は小さく見えますが、期間が長いほど広がります。ただし実際の投資では価格変動、税金、信託報酬、売買手数料があるため、単純な複利式より結果が上下します。

長期・積立・分散の意味

  • 長期: 投資期間を長くとることで、複利の効果が大きくなりやすく、短期の値動きに振り回されにくくなります。
  • 積立: 決まった金額を定期的に投資することで、買うタイミングを分散できます。
  • 分散: 資産や地域を分けることで、特定の値動きに偏るリスクを抑えることを目指します。

複利計算で変えるべき入力

将来額に効く主な入力

入力影響確認ポイント
初期元本最初の土台になります。一括投資する金額を入れます。
毎月積立額継続的に元本を増やします。家計に無理のない金額にします。
利回り将来額に大きく影響します。高すぎる想定を置かないよう複数パターンで見ます。
期間複利効果が現れる時間です。資金を使う時期と合わせます。

よくある質問

Q.複利なら必ず資産は増えますか?

A.いいえ。預金や投資の条件によります。投資商品は価格変動があり、複利で試算しても実際には元本割れすることがあります。

Q.利回りは何%で入力すればよいですか?

A.目的や資産配分で変わるため一つの正解はありません。低め・中間・高めの複数シナリオで、結果の幅を見るのが実用的です。

Q.積立投資と一括投資はどちらがよいですか?

A.将来の価格変動や家計状況で変わります。積立は投資タイミングを分散しやすく、一括は早く運用に回せる一方で購入直後の下落リスクを受けます。

Q.税金や手数料は複利計算に入りますか?

A.計算機の仕様によります。実際の運用では税金、信託報酬、売買手数料、口座制度の非課税枠などを別途確認してください。

  • 複利計算

    複利計算の入力条件から、主要な結果と内訳をすばやく確認できます。

  • 貯金目標計算

    貯金目標計算の入力条件から、主要な結果と内訳をすばやく確認できます。

公式出典・参考情報

本ガイドは一般的な制度・知識の解説であり、個別事案への助言ではありません。最終的な判断は税理士・弁護士・FP・医師等の専門家、または公的機関にご相談ください。